2016年1月22日 杜氏 千年の知恵 [著] 高浜春男

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歳を取るにつれ、だんだん日本酒が好きになってきた。
若い頃は焼酎やビール、洋酒中心だったのが何故か体が酒を欲している・・・あなたの周りにもそんな人居ませんか?

本書は銘酒「八海山」の杜氏が“本当の日本酒を守り抜く匠の技”について書き記した貴重な内容です。

千年以上も続く日本酒は、米を蒸かし、「麹」と「酒母」を育て、三段仕込みで「もろみ」を仕込むという世界でも類を見ない酒造りのやり方とのこと。

日本酒ってどちらかというと北国を中心に伝統的な銘柄が多いような気がしませんか?
「寒造り」といって、一番寒いこの時期に日本酒の仕込みは伝統的に行われてきました。
低温の方が発酵段階で雑菌の繁殖を抑えられ、雑味の少ないスッキリした味に仕上がるからです。

今では近代的な設備があれば寒い時期でなくても美味しい日本酒は作れる時代になりましたが、伝統的なお酒の仕込みを寒いこの時期に行う蔵元の人々の匠の技を実際に覗いてみたくなる一冊です。

日々何気なく呑んでいる好みの銘柄の蔵元を、雪道を掻き分けて訪ねてみる。職人の匠の話を伺いながら、出来立ての一杯をやってみる。
寒い時期だからこそ、心が躍る酒好きの旅もたまにはいいのかもしれません。

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