洗車の仕方
お気に入りのクルマ、いつまでも綺麗な状態で乗り続けたいですね。
とはいえ、雨が降れば水垢、砂埃やホコリ、春先には黄砂でまだら模様、フロントガラスには鳥の糞…。汚れが目立ってきたタイミングで、洗車をされる方は多いと思います。
「手洗い洗車派」?それとも「洗車機派」?
洗車は面倒しいから、ガソリンスタンドに給油のタイミングで、「洗車機を利用します!」と言われる方も多くいらっしゃると思います。給油ついでにサッと洗える手軽さがメリットです。
しかし洗車機に頼りすぎてしまうと、数年にわたって乗り続けるクルマがダメージを受けてしまうかもしれません。
そのダメージとは、パッと見では分かりませんが洗車ブラシによる無数の細かい小キズがついてしまうことです。洗車機によっては、傷がつきづらいスポンジタイプの洗車ブラシを使用している洗車機もありますが、ルーフキャリアなどを装着しているクルマや、リヤワイパーが有るクルマは、ボディの汚れが取れきれない事も有るようです。
ところで、「手洗い洗車派」のあなた。洗車の仕方は千差万別!?ですが、あなたの洗車に、ルーティーンってありますか?
毎日、展示車や試乗車の洗車をするカーディーラーのスタッフが、洗車のちょっとしたコツを伝授します。
(これからお知らせする洗車は「手洗い」ですが、ご自宅に洗車スペースがある方を想定していますので、マンションやアパートにお住いの方や洗車スペースがない方には、参考にならないかもしれません。)
正しい洗車の仕方
1.
洗車に必要なアイテム
スポンジ(ボディ用・ホィール用で二つ用意)、ホース(シャワー機能つき)、バケツ、カーシャンプー、クロス(ボディ用・ホィール用で二つ用意)、脚立(背が高いワンボックス車)
※あると便利です
拭き上げ用のセイム皮(マイクロファイバークロス等)、要らなくなった歯ブラシ(細
かい所を洗うのに便利!)
※必要に応じて用意してください
タイヤワックス、ボディワックスやコーティング 、スプレーなど
2.
手順
①水をかける前に確認しましょう
洗車前、ウィンドウガラスがちゃんと閉まっているか確認しましょう。
ホースがボディに当たると擦り傷がついてしまいますので、ホースの取り回しに注意が必要です。背の高い1BOXの洗車時は、脚立を使うと便利ですが、脚立がボディに当たらない様に注意してください。
②まずは、水で車体の汚れを落とす
ホースから水を出して汚れを流し落します。
洗車時、ボディの傷の原因になるのは、小さなホコリや砂です。ボディにその様なゴミが付着したままスポンジでこすってしまうと、ボディに細かい傷がついてしまいます。
この時のコツは、高い所から低い所という順番で行います。まずはルーフ(屋根)から、窓ガラス、ボンネット、ドア、ホィールの順で汚れを落としていきます。
③カーシャンプーを用意する
バケツにカーシャンプーと水を入れて泡立てます。
④スポンジを使ってボディとホィールを洗います
ボディ用のスポンジにボディシャンプーの泡をたっぷり付けて、ボディを洗っていきます。綺麗に洗車するコツは、一方向にスポンジを動かす事です。ボディが終わったら、ホィール用のスポンジでホィールを洗います。
⑤水でカーシャンプーを洗い流す
水で洗い流す順番は、「上から下」が基本です。洗い残しが無いように洗い流してください。泡が残ったまま放置すると、シミや汚れの原因になります。ドア(左右、バックドア)の淵は、泡が入り込み残りやすいので、入念に洗い流してください。
洗い流しても泡が残りやすい場所は、ドアミラーの可動部、ドアノブの裏、ボンネットのスキマ、フロントグリル、トランク/バックドアのスキマ、ステップの裏側といった箇所になります。汚れが取り切れてない場合は、歯ブラシなどで汚れを取るといいでしょう。ゴシゴシと強くこするとキズになりますので、優しく汚れを取っていきます。
⑥水を拭き上げる
最後は、ボディに残った水を拭き上げます。すばやく作業をすることが大事です。なぜなら、水分がボディに残った状態で、拭き上げる前に乾いてしまうと、水の跡「ウォータースポット」が残ってしまいます。フリントグリルや、リヤバックドアの辺りは、拭いても拭いても水が垂れてきますが、根気よく拭き上げていきましょう。
この作業にお勧めなのは、ボディに傷をつけない繊維の細かい布です。ファイバークロスという名称で、ホームセンターで販売されています。吸水性も抜群です。
3.
手洗い洗車で、やってはいけないNG4選
この4つのパターンはありがちなNG例です。
①「晴れた日中や風が強い日の洗車」
晴れ渡った日に、「洗車日和!洗車しよう!」と思うかもしれませんが、この好天気は洗車には向きません。
晴れの日に洗車は、ボディに残った水分があっという間に乾燥し「ウォータースポット」として残ってしまいます。また、風の強い日はホコリや砂が飛んできてボディに付着してしまうので洗車に向きません。
②「最初にボディから洗い始める」
高い所から汚れを落としていく洗車が、効率的です。
③「いきなりスポンジでこする」
ほこりや砂が付着している状態で、いきなりスポンジで洗うのは、紙やすりで洗車するのと変わりません。
④「高圧水流やジェットで汚れを飛ばそうとする」
高圧水流などでホコリや砂を吹き飛ばすと、吹き飛ばした砂がボディに当たり傷を作ることも有ります。
まとめ
どうですか?綺麗になりましたか?取り切れない汚れが有った場合、水垢の場合は水垢クリーナー、虫がぶつかってつぶれた跡は虫取りリーナーやピッチクリーナー等をホームセンターでご購入ください。(販売メーカーによって商品名称が異なります)
手洗い洗車を定期的に行うと、「気持ちよく運転が出来る」、「クルマが長持ちする」というメリットがあります。
20年程前は、洗車後のワックス掛けが主流でした。最近のクルマは、コーティングを施工するクルマが多くなりました。コーティングを施したクルマは、汚れが落ちやすいメリットがあります。コーティング施工車は、専用のクリーニングキットがついている事が多いです。ちょっとした汚れは、洗車後にクリーニングキットを利用して綺麗にしましょう。
東愛知日産では、半年に1回1カ月間、”無料de洗車!!”というイベントが有ります。期間中は、無料にて洗車をさせていただいております。イベント開催期間は、タンポポヴィレッジで公開します。予約制となりますので、お近くの店舗にご連絡の上、ご来場くださいませ。
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