e-POWERの走行用バッテリーは買い替えなきゃいけないの?

e-POWERを検討する際にお客様から聞かれる質問のひとつが「走行用バッテリー」の交換の必要性。

エンジンではなくモーターで走るe-POWERでは、バッテリーの劣化が気になるところではあります。

e-POWER自体が2016年に初めて登場したこともあり、バッテリーの経年劣化が分かるほど年数が経っているものもありません。

そこで、バッテリーの仕組みを改めて説明したうえで、e-POWERのバッテリーについて解説していきます。

そもそもバッテリーの仕組みは?

リチウム電池は、繰り返し使用できる「二次電池」の一種です。

電池の中のリチウムイオンが電極に移動することで、充電と放電を行うことが出来ます。

正極(+)から負極(-)に移動することで充電、負極(-)から正極(+)に移動することで放電します。

バッテリーが劣化する大きな原因は、「過充電・過放電」と「高温状態」によって、電池の状態が変化していくことに起こります。

1.

過充電・過放電

リチウムイオンはどちらの電極に移動しすぎても電池にとってよくありません。

負極にリチウムイオンが集まりすぎることで、許容量を超えて充電されてしまうことを過充電といいます。

電池内のエネルギーが溜まることで、電池内が不安定な状態になってしまい、結果としてバッテリーが劣化します。

反対に負極からリチウムイオンが出ていきすぎることで、充電切れの状態で尚エネルギーを放出することを過放電といいます。

この場合、負極に用いられている銅箔が溶けていき、劣化していきます。

2.

高温状態

電池内が高温になればなるほど、科学反応は活発になっていきます。

必要以上に高温になってしまうことで、リチウムイオンが減少していき、バッテリーが劣化していきます。

逆にいえば、この2つを回避できれば、劣化は抑えられるということです。


バッテリー=交換するものではない

「結局寿命はどうなの」という疑問が残っていますが、結論から言えばバッテリーを交換する必要はほとんどありません。

先ほど説明したバッテリーの劣化に対しては、メーカーが対策を行っています。

コンピュータでの充電制御、バッテリーを冷やすことでの高温対策。

日産のFAQでも「通常のご使用であれば交換は不要」「耐久性は非常に高い」とバッテリーへの信頼の高さを示しています。

クルマという乗り物の以上、バッテリー以外にも交換しなければならないものがたくさんあります。

バッテリーを交換しなければならない年数や距離になる前に、他の部品が理由での乗り替えが検討されるかも。


まとめ

いかがでしょうか。

メーカーから、交換は不要と明記されているのは、安心できる材料としては大きいですね。

万が一、バッテリーが不安であっても、走行用のバッテリーにはエンジンなどと同じく5年10万キロの保証があります。

それでも心配な方は、自分がクルマを何年乗るのか、年に何回乗るのかを相談して決めてみてもいいかもしれません。

相談役は是非、東愛知日産のスタッフへ。

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