本棚の本 2022.6月
仕事のアイデアはみんなドラえもんが教えてくれた 著/渡邊健太郎
リアルのび太だった筆者が、ドラえもんの出すひみつ道具をどう使いこなしたら物事が良い方向で進んでいくのか?というコツ教えてくれるビジネス書。
もしも、こうだったら…と、人は常日頃思うこともあるでしょう。ほしい、と欲張ることは簡単。逆に、「不安」「コンプレックス」「イライラ」を失くしたら良いという発想だ。できないことをできるようにするには、足し算だけでなく引き算!あなたの無くしたら良い気持ちの解消にはどんなひみつ道具が合うのか、読みながら考えてみると良いかも。
●本の情報 出版社:青春出版社 発売年:2013年 ISBN:978-4-4413038935
一匹羊 編集/山本幸久
狼なんてこわくない、夜中に紫葉漬け、野和田さん家のツグヲさん、、感じてサンバ、どきどき団、テディベアの恩返し、踊り場で踊る、一匹羊、ビニールハウスの下の泥鰌からなる9つの物語。ひとつひとつは繋がっていないけれど、一冊読み終えたあとに今ここにその本の中の人の日常を覗いてみたような感覚。本のタイトルでもある、一匹羊では縫製工場で職場体験の中学生に心を動かされるひとりの男・大神さんの話。大神さんの作るお弁当が、それはそれはおいしそうに文章で書かれている。
●本の情報 出版社:光文社 発売年:2014年 ISBN:978-4-334767396
都道府県の持ちかた 著/バカリズム
これは地理学の本。47都道府県をひとつずつ紹介してくれていて、その形を持ってみる。そう、持ってみるなら「こういう感じ」という表紙みたいなイラスト付きだ。日本の都道府県の形は、確かに面白い。それだけじゃなく、県の内容もなかなかマニアック。北海道のクマ保険・シカ特約はウソらしい。ここ、愛知のページでは尾張と三河の歴史や喫茶店モーニングの話などなど…読んで勉強にもなるので読んで損することはない一冊。
●本の情報 出版社:ポプラ社 発売年:2012年 ISBN:978-4-591129692