今ってどんな買い方が主流?車の損しない乗り替えタイミングは?

車を新しく買い替えたいけれど、
「今の車って高いしな」「子供の学費等で一気に出費するのも不安だな」「故障で替える予定だけどタイミング大丈夫かな?」等、買い方やタイミングで悩んだことはありませんか!?

この記事では、今の主流である「残価設定型クレジットローン」と昔からある「現金一括購入」でのメリット・デメリットを紹介していきます。

きっとあなたに合った買い方が見つかると思いますので、ぜひ読んでみてください。


残価設定型クレジットローンって何?

車を購入した時点で、3年もしくは5年後の下取り価格(将来車を買い替えるときに残っている評価額)をあらかじめ設定します。設定された価格は保証されており、これを「残価(残存価格)」といいます。

残価設定型クレジットローンでは、いわゆるディーラーオプションと呼ばれるナビ等の付属品を抜きにした、車の金額から「残価(残存価格)」を引いた金額を、ローンとして返済するものです。また、本来の購入額に対して、50%~70%の価格で購入することができます。つまり、同じ車・期間で返済の場合、通常ローンよりも月々の返済額は少なくなります。

たとえば、購入金額200万円のお車を返済期間5年の残価設定クレジットローンで、お支払いいただきます。

その設定残価が50万円の場合
200万円(購入金額)-50万円(設定残価)=150万円がお支払いとなります。

支払い終了後は、3つの選択肢。

①新車に乗り替える

②残価を支払って乗り続ける

③ディーラーに返却

この3つの選択肢をまるで後出しじゃんけんのように、自分に有利な選択肢を選ぶことができます。

この買い方は、「将来の車の使い方に変化の可能性のある方」「短いスパンで新しい車に乗りたい方」「大きな出費をなるべく抑えたい方」等幅広い方に対応した買い方です。

では、そんな残価設定型クレジットローンを使った5年ごとの買い方よりも、10年乗ったほうが損なのか?について解説していきます。


10年乗り続けると損なの!?

結論から言うと損してしまう可能性が高いです。

その理由を大きく3つに分けて説明していきます。

1.

保証が使えなくなる

自動車の保証は、一般保証と特別保証に分けられます。

一般保証

3年以内または6万キロ以内であれば、消耗品以外のほとんどの部品を保証してくれます。

例えば【エアコン】【カーナビ】【ドアミラー】等の車両本体ではなく、主に付属品の修理・交換が無料で行えます。

特別保証

自動車の走行や乗員の安全のために、重要な部分を保証してくれるものです。

例えば【エンジン】【ステアリング】【エアバック】等、走る・曲がる・止まるに関わる、駆動系の部品が保証されます。保証期間は5年以内または10万キロです。

10年乗ると、この2つの保証が適応されなくなります。そのため、故障等の高額な修理費を払うことになります。

5年以内であれば、高額修理になる部品を特別保証で対応できます。その分の修理費用を負担せず安心ですよね。

2.

交換部品と故障が増える

10年乗るとそれなりに走行距離も伸びてくることが多いです。

そのため、消耗品やエンジン回り・足周り・ゴム製品の劣化が進みます。

交換しないと車検に通らない場合があります。

また、急な故障でも保証が効かないため、高額修理になる可能性も出てきます。

5年であれば、消耗して交換する前に乗り替えることができるため、修理費などを次の車の資金や他の物に使うことができますね!

3.

下取りの金額が0の可能性が高い

下取りとは、車を買い替える際に売却する車の評価額となっています。中古車市場に変動はありますが、プレミアカーのような車でない限り価値は下がっていきます。10年経つ一般的な車の価値は、グンと下がってしまいます。

つまり、乗り替える際の負担が5年で乗り替えるよりも金銭面や安全面で、大きくなると言えます。

これらの理由から、5年で乗り替えるよりも10年で乗り替えたほうが損してしまうと言えるでしょう。 

次は、現金一括購入と残価設定型クレジットのメリット・デメリットを紹介していきます。


現金一括購入時のメリット・デメリット

メリット

1.

一括で支払うため金利がかからない

ローンのように金利がかからないので、総支払額が抑えられます。

2.

所有権が自分の名義になる

クレジットローンで購入すると車検証に記載されている所有権が、他者またはディーラーの場合自由に売却や廃車をすることができません。クレジットローンで支払うと所有権が購入者につきません。つまり、所有権があればその判断が自由にできます。

3.

購入後が楽

ローンを組む場合、クレジット会社に審査をしてもらう必要があり書類も増えます。また、毎月の支払いがあるため支払いが終わるまで、気にしながら生活をしないといけません。

しかし、現金一括購入の場合そういった点は気にせずに済むので楽になります。

デメリット

1.

妥協した車になる可能性がある

せっかく新車を購入するなら自分が満足いくような車を選びたいですよね。

しかし、欲しい車のグレードと付属品を合わせると予算を超えてしまって、「予算内のグレードにする」や「付属品を極力つけないようにする」等、どうしても予算に合わせた妥協が必要な場合があります。

妥協なしで予算内の車を購入できた方が、良い買い物になると思いませんか?

2.

購入後、余裕がなくなることがある

貯金を切り崩して大金を動かすため、購入後に節約生活になる可能性があります。

そうなると、せっかく新車にしたのに、それを使って羽を伸ばせない、なんてことも。

お子様の入院等急な出費が必要になった場合に、必要な手元資金が不足する可能性が出るかもしれません。

3.

売却する際の価額が不安定になる

車の評価額はその時代に合わせた需要に合わせ、変動します。

新車に乗り替える時、下取りに出す車も同様で価格が不安定になり、乗り替え時の購入に対する負担が大きくなる可能性があります。


残価設定型クレジットローン メリット・デメリット

メリット

1.

短いスパンで最新の車に乗ることができる

3年・5年等短いスパンで乗り替える事で、大きな出費となる車検代やバッテリー交換などのメンテナンス費用が節約できます。

また、新しい車に何台も乗ることができます。最初はデザインや乗り心地が新鮮で楽しくても、数年後には少し飽きてきてしまう。

そんな方は、乗り替える事で楽しみが日々増えますね。

2.

毎月の支払が抑えられる

残価設定クレジットローンにすることで、毎月の支払額が抑えられるので妥協がとても少なく、好きな車・グレードを選べる可能性があります。

フルローンよりも少額でローンが組むことができます。

また、フルローンよりも少額でローンが組むことができます。

3.

下取り価格で悩まない

あらかじめ下取り額の設定があるため、大きく揺れやすい中古車市場の流れを、意識せずにお乗り替えいただけます。

また、設定額よりも実際の下取り価格が高い場合、次の車の資金にすることもできるので損はないですね。

デメリット

3.

走行距離制限がある

5年であれば60,000km(毎月1,000km)か90,000km(毎月1,500km)の走行距離プランを選択し、超過すると差額分の支払いか、規定外になると残価の保証と返却ができなくなります。

そのため通勤や趣味等で、沢山乗るようなライフスタイルの方にとっては、不自由な買い方となってしまいます

3.

基本同じメーカーでの乗り替えになる

転勤等で引っ越す場合は、お近くの同じメーカー販売会社でも対応可能となっていますが、原則としては販売したお店にお車を返却する流れです。

他メーカーに乗り替えると、必ず残価と未払い分の金額をクレジット会社に確認を取り一括清算しないといけないため、不便で手間が掛かってしまいます。

しかし、購入した販売会社でお乗り替えの場合、そういった不便さや手間がなく下取り価格も高く取ってくれるかも。

3.

事故にあった際返却ができなくなる

事故などで自動車の骨格部分にあたるフレーム部分が損傷し、交換または修理した経歴があると事故車という扱いになってしまいます。

しかし、事故車にはならなくても、内外装の傷やへこみ等販売会社が定める免責基準額を超えると、残価が保証されません。

大きい損傷は返却前に修理する事をお勧めします。

もし廃車になるような大きい事故をしてしまっても、「新車新価特約」と呼ばれる自動車任意保険を利用することで、最小限の負担で新しい車に乗り替える事ができます。

新車の場合はこの特約に入っておきましょう。

また、レースやその他の違法改造をしてた場合、残価の保証ができなくなり返却もできず新車新価特約も適応されないため注意が必要です。


まとめ

今回は車を購入する際、現金と残価設定クレジットどちらが良いかそれぞれの

メリット・デメリットに分けてご紹介しました。

残価設定クレジットは、短期間で新しい車に乗ることができて、普通のローンよりも「残価」を設定する事で毎月の支払金額を抑える事ができます。また、支払い後に3つの選択肢から、自身が有利になる選択ができますね。残価設定型クレジットで購入するなら、距離制限に注意してもらい、事故の可能性を考え任意保険の「新車新価特約」に入っておくことが大事です。

現金一括でのお支払いの際は、売却時や廃車時など自分の資産として自由に取り扱える点と、クレジット審査の手間や毎月の支払のない購入後の気楽になる点がメリットとして挙げられます。大事なことは、「沢山のお金が一気に出てしまう事で起きる将来への負担」と「乗り替え時に起きる下取り価格の不安」、これら2つに気を付けておくことです。

沢山の変化が押し寄せる今の社会。残価設定型クレジットローンのように、車の買い方もどんどん需要が高まり変化してきています。

あなたはこの記事を読んでみて、買い方についてどのように考えますか?

自動車ディーラーである東愛知日産自動車は、そういった悩みを持つお客様の声を聴き解決してきました。

少しでも不安なことがあれば、ぜひ東愛知日産自動車へお越しくださいませ。

営業のプロがライフスタイルに合わせた最適解をご提案!!

この記事をShareする

関連記事

TOPへ