新型エクストレイルはハリアー並みのお値段!? お値段アップの理由を徹底解説
新型エクストレイルが発表されて世間を賑わせていましたが、 その理由は進化した電動の4輪駆動の静粛性や上質なインテリア……ではなく、そのお値段が話題となっています。
SUVが軒並み値上げ!その理由はSUVの用途多様化にあり!
新型エクストレイルの量販グレードは2グレードで展開されていて、
比較的お求めやすいXグレードで車体価格3,748,800円 、トップグレードのGグレードですと4,448,400円になります。(2023年8月22日時点)
これは現行ハリアーの中間グレード(ハイブリッドG4WD)とほぼ変わらない価格です。
旧型のエクストレイルのユーザーさんがビックリしてしまうのも無理はありません。
(2023年8月22日時点)
しかしながら、モデルチェンジで値上げしたのはエクストレイルだけなのでしょうか?
もちろんそんなことはありません。
エクストレイルと同じくアウトドアな印象が強いトヨタRAV4も、トップグレード
(プラグインハイブリッドZの車体価格は5,633,000円です。
(2023年8月22日時点)
これまたハリアーより高いですね。
ただし、ハリアーはモデルチェンジから時間が経っているので上記の価格で販売されているだけであり、モデルチェンジをした場合はエクストレイルやRAV4と同じだけ値上げすることが予想されます。
このようにSUVが軒並み値上げしている理由は用途の多様化です。
一昔前のSUVと言えば、アウトドアな用途を想定されたタフなマシーンという印象がありました。そして街を走る高級車といえばセダン型の車が多くを占めていました。
しかし今はどうでしょうか。
セダンの販売台数は全国的に急速に落ち込んでいます。
それでは今までセダン型の高級車を購入していたユーザーは何を選んでいるのか。
高級車に仕立てられたSUVを選んでいるのです。つまり、現代のSUVは高級車の質感も求められているということなのです。
実際に新型エクストレイルの内装はハリアーやレクサスにも負けない質感があります。
高級化のもう一つの理由は「電動化」「先進技術」の搭載がマストになったこと!
SUVの価格を押し上げている理由のもう一つに「電動化」と「先進技術」の搭載があります。
電動化とは、車をガソリンエンジンではなく電気モーターで走らせる潮流のことです。
世界的にガソリン車を無くし、電気で動く自動車を増やしていくトレンドがあり、
今はまさにその過渡期です。現状、電動車の製造コストはガソリン車よりも高いため、
販売価格も高くなるということです。
ちなみに新型エクストレイルの4WDは完全電気制御の四輪駆動(e-4ORCE)となっています。
電気制御だからこそできる精密なタイヤへの出力制御は他のSUVでは味わえない
ドライビングの感覚を実現しています。
走り出しの踏ん張りの強さはもちろん、ただ強いだけでなく車内の人の身体が揺れない
上質な走行感覚が持ち味です。
さらには「先進技術」の搭載が常識となっていることもSUVの価格高騰に影響しています。先進技術といっても、自動運転技術や安全装置など幅広くありますが、特に搭載がマストになってきているのが安全技術です。
緊急自動ブレーキや、踏み間違い防止機能、車線維持装置など……
挙げればキリがありませんが、そのすべてにはセンサーやカメラなどが必要になります。
さらには、どのような条件下で作動するのかを司るコンピュータも非常に高性能なものを搭載する必要があります。
高性能パソコンが20万円ほどすることを考えると、先進技術を搭載することで数十万円の値上がりするのはある意味当たり前のことなのかもしれません。
徹底比較!各メーカーの同クラスSUVはどうなっている?
ここまで各社ともSUVが値上がりしている背景を解説してまいりましたが、
ここで一度、実際に各社SUVの価格がどれくらいになっているのかおさらいしましょう。
各社ミドルクラスSUVの車体本体価格一覧(2023年8月22日時点)
■トップグレード比較
・新型エクストレイル(Gグレードe-4ORCE):4,748,000円
・ハリアーZ(プラグインハイブリッド車 E-Four):6,200,000円
・RAV4 Z(プラグインハイブリッド E-Four)5,633,000円
■量販グレード比較
・新型エクストレイル(Xグレード e-4ORCE):4,049,100円
・ハリアーG(ハイブリッド車 E-Four):4,339,000円
・RAV4G(ハイブリッド車 E-Four):4,304,000円
このように並べてみると、新型エクストレイルは同クラスの車種より少しお手軽かもしれませんね。
その分質感が心配……という方はぜひ実車で確認してみましょう!
【朗報】高級化と進化を続けるSUV……
新型エクストレイルが高くても他社SUVより買いやすい理由は残価率にあり!
とはいえ、新型エクストレイルが高級化したことには変わりありません。
トップグレードを購入しようとすると、500万円以上になることでしょう。
そんなお金を用意するのは誰にとっても大変なことです。
だけど、新型エクストレイルは欲しい……
日産もお客様がそんなジレンマを抱えていることは分かっています。
ですから、残価設定型クレジットの「残価率」を破格の高さに設定することで
500万円でも乗れちゃう車となっています!
残価設定型クレジットの詳しい解説は別記事に記載がありますが、
要は購入時に、購入価格の一定金額を引いた金額でクレジットを組む乗り方です。
この残価率は通常30%ほどが相場となっています。
例えば300万円の車を購入したとしても、約90万円を引いた金額でクレジットを組めるので、月々の支払い額は格段に安くなるのです。
そして新型エクストレイル、なんとこの残価率が49%ありあます!
ほぼ半額でクレジットを組めるので、月々の支払いは圧倒的に安くなります。 これにより、新型エクストレイルは500万円でも乗れる車となっているのです。「実際に月々いくらで乗れる?」気になる方は是非お近くの販売店にお問い合わせください!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
新型エクストレイルの価格アップの背景から、お得な買い方までご紹介してきました。
大幅に進化するSUVを皆さんに楽しんでいただける一助になれば幸いです。
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